2019年12月06日

深海釣りをはじめませんか?

今、深海釣りが静かな人気にねっている。



「深海釣り?深海魚なんて釣って面白いの」とか、「深海魚何て簡単に釣れるの」思われるかもしれませんが、割と簡単に釣れるので、今までにない変わった魚や大物を狙っている釣ファンに定番になりつつあります。



深海ってどれくらいの深さでしょうか。海洋学的には2000m超える深さの事だそうですが、さすがそこまでは深くありません。



深さ100mを超え、時には400m位までの指します。一部のマニアの方々は、1000mに挑まれる方々もいるようです。



深海魚といってもグロテスクなイメージがあります。



ここ数年、深海魚ブームとでも言いましょうか、テレビで深海の特集をやったり、深海魚のイベント行う水族館があったりで、一般に知られるようになってきました。




深海魚釣りの狙いはグロテスクな深海魚ではないのです。金目鯛やアコウダイなどの築地へ出れば高価になる、超高級魚が釣れる、かもしれないのです。




あの赤い魚たちは深海魚だったんですね。赤色というのは深海では目立たない色の一つだそうで、ほかにアラやクロムツの黒っぽい魚も多いのです。




そんな話題の深海釣りは割と近くで体験できます。最近、テレビの某ダッシュで有名になった東京湾の入り口や駿河湾、富山湾。近畿地方から沖縄まで、太平洋の沖合は軒並み深海です。



人気が上がってきたので、深海釣に対応した釣船や、深海釣りを目玉にした釣船も出てきており、組合に問い合わせたり、ネットで検索すれば簡単に分かります。




簡単に体験できる深海釣りですが、道具だけは専用のものが必要です。電動リールは必須アイテムですが、深海用の電動リールは大変高価でおいそれとは購入に踏み切れません。



金目鯛10匹も釣って、大物のアラを釣れば元が取れるかもしれませんが、売って糧を得る漁師さんではないのでそういうわけにはいきません。



仕掛けも特殊な糸や、他に使い道がないような重りなど、そろえると大変です。




でも大丈夫です。釣り船によっては道具の貸し出しをしていて、安く道具を借りれます。



また初心者をターゲットにした船などでは、釣り方や調理法まで指導してくれるところもあります。




色んな釣りをしてきたけど、変わった魚を釣りたい方、大物を狙いたい方、高級魚の刺身を味わいたい方、今年の夏は深海魚釣りに挑戦してみませんか。  


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2019年11月24日

スルメイカ釣りと沖干し

東京湾や相模湾では6月になると、スルメイカの大漁が見られます。



少し小ぶりですが日並みがいいと束釣りの機会にも恵まれます。私は、高速のインターからもさほど遠くないため神奈川県の長井港から出船することが多いです。



この辺りでは、スルメイカは、昼中に角という疑似餌を用いて釣ります。


豊漁に恵まれるポイントは、角の選び方といかに手返しよく他の釣師よりも群れまで角を早く落とすかにかかっています。



このため、まず、落下速度の早いリールの選択や長い仕掛けをうまく海の中に入れるために角の投入機などを用います。



投入機は自作する方も多いと思います。



また、潮の色などでイカが抱きつく角に好みがあるので、いかに、その日のイカの好みの角を見つけられるかも重要なポイントと思います。



酷い場合は、その好みの角しかイカが抱きつかず、角を下ろすたびに、船の中でその角しかまったくつれないことも起きることがあるくらい大切なことと思います。


調子が良い日は、角を落としていくと途中でスルメイカが角にどんどん抱きつき、仕掛けがそれ以上落ちなくなります。



このような日は大漁の期待がとてもあがります。



1m間隔に10~20本以上つけた疑似餌に、たくさんのイカが抱き着くこともけっして珍しくはありません。



巻き上げていたリールがどんどん重くなり、軋みだすと大漁です。あわてて仕掛けを絡ませずに、いかに手返しよく釣り上げるかが豊漁のポイントです。



たくさん釣れたスルメイカは、お刺身やてんぷらばかりではつまらないので、釣り上げたイカを船の上でひらいて、太陽と海風の中で干しあげると、この時期の風物であるスルメイカの船上干し(沖干し)という大変おいしいイカの干物をつくることができます。



軽くあぶって食べるとお酒がどんどんすすんでしまいます。



また、船の上に干されたひらひらした干物の数でその日の模様がわかり、たくさん干してあると気持ちが高ぶります。




ほかには、活きたままのイカを醤油などの中に漬けこんだ沖漬けや塩辛などもとてもおいしいです。




朝早く起きても行きたいスルメイカ釣りは楽しいばかりでなく、もちかえっても家族に喜ばれるおいしい釣りです。  


Posted by hamalani at 00:01

2019年10月01日

女性を釣りに誘う場合の注意点

女性を釣りに誘う場合気をつけなければならないのは、お手洗いのことです。



男の人とちがい、女の人というのは、お手洗いを長く我慢できません。



男の人であれば、半日くらいお手洗いに行けなくても平気ですが、女の人はそうではありません。



(1)ボートで釣りに行く場合

特に気をつけなければならないのは、ボートで釣りに出るケースです。


この場合などは、1時間おきにこまめに休憩をとるなど、特に気をつける必要があります。


周りは一面海なのですから、男の人であれば最悪済ませることができますが、女の人はそういうわけにはいきません。


心理的に恥ずかしいのはもちろんのことですが、物理的にも、つまり身体の構造的にも船の上から用をたすのは難しいのです。


また、お手洗いに寄る必要があるかどうかを女性に確認するのもあまりよくありません。



尿意を伝えるのは恥ずかしいという女の人も多いですし、何より失礼にあたります。



特にお手洗いに行きたいそぶりがなくとも、1時間など時間を決めて、お手洗いのある岸に寄るようにしましょう。



(2)海岸で釣りをする場合

一方で、海岸で釣りをする場合には気をつけなくていいかといえば、そんなことはありません。



釣りを行う場所、たとえばテトラポッドのあるところなどは、お手洗いが近くにないケースが多いからです。



男の人は変な話、そのあたりで済ませることも可能なので意識していませんが、女の人にとっては死活問題です。




できるだけ、近くにお手洗いがあるかどうかを事前にリサーチし、少なくとも歩いて気軽にお手洗いに行けるような場所に誘うようにしましょう。



どうしてもお手洗いがない場所に行かなければならない場合は、そのことを事前に説明し、近くのお店などで済ませてから向かうようにしましょう。



さらに万が一、現地で我慢の限界を迎え緊急に済ませなくてはならなくなった際に、体を隠す手段などを講じておくとベターです。  


Posted by hamalani at 01:19

2019年08月12日

初めて渓流魚と対面した瞬間

数年前に仕事で体調を崩したのをきっかけに、体力強化と気分転換を兼ねて渓流釣りを始めました。



道具類は、安価な450㎝の竿とウェイダー、釣りバリと糸がすでにセットされているものとブドウ虫を、近所のホームセンターで購入し、川を適当に探しては遊び半分で釣りに出かけていました。





最初の頃は、遠くの川まで行き、渓流釣りの雑誌などでよく目にしていた綺麗な渓流魚が釣れるのをイメージしながら水面に餌を投げ込んでいました。



しかし、釣れる気配が全くありません。




そのような釣行を7回、半年ぐらい続けたのですが全く魚の反応がなく、毎回ガッカリして自宅に戻りました。



このままでは、ガソリン代と時間を浪費するばかり・・・。



今思えば、初心者が遊び半分で釣れるほど渓流釣りは甘くないのでバカバカしく感じますが、その時は、「いったいどこが悪いのか?・・・」と、真剣に悩んだものでした。



そして図書館で、地元の渓流釣りに特化した釣り場情報を載せた単行本を見つけたのです。




私は「この場所に行けば必ず釣れる!」とピンときました。



次の休日、すぐにその場所へ向かいました。

木の枝をかき分けながら川岸に出ると、青い淵や緩やかな瀬を有したいかにも釣れそうな川が目の前に姿を現したのです。



私は準備を整え、川の中を川上に向かって歩き始めました。


面倒なので、餌の付いた釣り竿の先を川の流れに入れながら歩いていました。すると、何か重みを感じます。



何が何だか分からず、後ろを振り返り、竿を立てると糸の先に15㎝ほどの渓流魚がくっついているではありませんか!



手元にたぐり寄せると、それは写真で見たような綺麗なイワナでした。私は「オー! オー!」と一人で声を上げて歓喜していました。





ところが、そのイワナは思いっきり身体をくねらせてハリから脱出し、川の中へ消えて行ったのです。



興奮とガッカリした感情が一瞬の間におとずれ、私はどうして良いか分かりませんでしたが、次の休日もその場所へ行き、ようやく5匹のヤマメを釣り上げることに成功したのです。













  


Posted by hamalani at 23:30

2019年05月10日

海でのサビキ釣り

私はアジなどの青魚を狙うときはサビキをよく使用します。



釣具屋でオキアミのブロックを購入し、釣り竿含めた道具を持って堤防へと向かいます。



サビキというのはイメージとしては、オキアミ(1cmぐらいの小さなエビみたいなプランクトン)の疑似餌がついた針が6から8本ぐらい繋がった仕掛けのことです。



このサビキと、コマセ袋という小さな網に購入したオキアミを詰め込んで海に仕掛けを投げ込むのがサビキ釣りになります。



投げ釣りではありますがルアー釣りにも近いところがあり、魚がいれば比較的よく釣れるのが特徴の釣り方です。



投げ込んだ仕掛けを軽くちょいちょいっと揺らすことで、網の中からオキアミがこぼれ落ち、そのオキアミを目当てに魚たちが集まってきます。

そうやって集まった魚がオキアミと思ってサビキに食いつく、という仕掛けです。



イワシやアジの魚群にうまく当たったときは、いっぺんに2、3匹も釣れることがあります。



魚の魚群はその時々によって深さが違いますので、その深さを探りながら釣りを行うのが腕の見せ所となります。



注意点としては、釣れないからと言ってむやみにコマセをばら撒くことです。



コマセを撒くということは餌をばら撒くということです。



餌を食べ過ぎた魚は満腹になり、結果としてサビキにも食いつかなくなってしまいます。



そうなってしまった場合、魚が空腹になるまで待つか、別の魚群が来ることを祈るか。



どちらにせよ、釣れない辛い時間になってしまうでしょう。



また、サビキ釣りは夏場にやるとオキアミの匂いがとてもキツイので注意が必要です。



時間が経つに連れて匂いがきつくなっていくので、釣りを行う際にはオキアミの汁がついても構わないような汚れてもいい服を来ていくのがいいでしょう。  


Posted by hamalani at 00:21

2019年04月28日

海沿いの田舎で見つけた釣りという趣味

転勤で海沿いの田舎に引っ越して間もないころ、何か趣味でもないと楽しく生活できないのではないかと思い投げ竿を買ったことがありました。



昔、父親に教えてもらったことを思い出しながら近場の堤防でやってみましたが、大した成果が得られず飽きっぽい私はそれっきり竿をクローゼットの奥の方へしまいこんだままにしていました。



しかし、職場の同僚の影響もあり最近になってまた釣りがしたいと思うようになり、しまいこんだ竿をクローゼットの奥からやっと取り出して、今度は家族も連れて砂浜でやってみることにしました。




エサはホームセンターで購入したイソメ。それをハサミで半分に切りハリに付けました。オモリは20号。




最初は遠くへ飛ばせませんでしたが、だんだんコツをつかみ遠くへ飛ばせるようになりました。




しばらく待っていると初めてカレイが釣れました。しかもなかなかの大きさ。




一緒に来ていた家族もまさか釣れるとは思っていなかったらしく、驚いた様子でした。




私の両隣でも釣りをしている人がいましたが、二人ともまだ釣れていない様子でした。




一人はちょい投げ、もう一人はルアーでやっているようでしたが、やはり砂浜で釣りをするなら投げ竿が適していたのかもしれません。



私は嬉しくなって、意気揚々と釣りを続けました。



2時間ほど頑張って、連れたのはサメガレイとマガレイの2匹でしたが私は初めての成果にとても満足しました。



これをきっかけに、釣りをもっと学びたいと思いTouTubeを見たり職場の同僚にお勧めの場所や仕掛けを教えてもらうようになりました。




そして、今度は堤防でサビキ釣りをしてみたいと思うようになり、早速インターネットの通販でSHIMANOの小継万能振出竿を購入しました。



仕掛けや水汲みバケツなどの道具は100均や釣具店で揃えました。



この竿はコンパクトサイズにできるタイプですが、耐久性もよく今まで使っていた投げ竿がおもちゃに見えるくらいしなりがいいです。




同僚に教えてもらった堤防へ行き、色々試しながら楽しみたいと思います。  


Posted by hamalani at 00:04

2019年02月02日

釣り初心者の道具選び

私は職場の上司に誘われて5年前にエギングを始めました。



小学生の頃にサビキでアジを釣った経験しかなく、釣りに関しては無知でした。



イカは船から釣るものだと思っていたため、堤防からイカが釣れると聞いた時には衝撃でした。



初めてエギングに行った時は、上司から竿とリールを借りました。



エギングとは「エギ」と呼ばれる疑似餌を使い、ただ投げて待つのではなく、竿をしゃくることでエギに動き出してイカを誘う釣り方です。



この日はしゃくり方もイカの当たりもわからずに一杯も釣れませんでした。



次の週末、また上司とエギングに行きました。先週よりもしゃくることに慣れてきたなと感じとき、コツンという軽い衝撃を感じました。聞いていた通り合わせてからリールを巻くと重みがあり、見事2回目で釣ることができました。



この日をきっかけにエギングにはまり、自分の竿とリールを買いに行くことにしました。



私は趣味に使う道具はいいものを使いたいと考える人で、合わせて5万円程のものを購入しました。



その日からは毎週のようにエギングに行きました。



エギングを始めてから2年後、もう1セット竿とリールが欲しくなり、エギング用のものの中でもとても高価なものを購入しました。



竿が6万円、リールが8万円程のものです。



使ってみた感想は、正直違いがよくわかりません。



ただ見た目がかっこいいことと、それを使っていることでモチベーションが上がったことだけです。




買ったことに後悔はありませんが、今考えるともっと釣りに慣れてから買うべきものだったのかなと思います。



エギングを始めて4年経った去年、他の釣りもしてみたいと思いジギングを始めました。



この時もいい竿とリールが欲しかったのですが、我慢して合わせて5万円程のものを購入しました。とても使いやすく満足しています。




道具は使い方や日々のメンテナンスを正しく行わないと破損の原因にもなります。




自分の実力と知識に見合った道具を購入することが一番いいのではないかと感じました。  


Posted by hamalani at 00:01

2018年12月18日

北海道でツーリング&釣り

私は毎年、夏になると北海道へロングツーリングへ行くのですがバイクでのツーリングと同じくらいに楽しんでいるのがツーリング兼釣りです。


北海道ツーリングをしながら良さそうな釣りのスポットがあればツーリングバッグに収納してある釣り竿を出して釣りを始めます。




お気に入りのスポットは苫小牧港からしばらく北上した先にある支笏湖です。



この湖は本当に澄んでいてバイクで釣れそうなスポットがあればバイクを適当に停めてテトラポットの上で釣りを始めます。



北海道では本当に空気も澄んでいて天気もよければポカポカ陽気の中でのんびりと釣りを楽しめますので本当に癒されます。



釣りはルアーと餌釣りがありますが、私は断然に餌釣りが好きです。



理由としてはルアーであるとルアーを投げてリールをまいて、またルアーを投げて・・・となかなか忙しいのですが、餌釣りであれば針に餌をつけて後は垂らしておけばOKという行動が私の性に合っています。



この作業の中では餌になかなか食いつかない待っている間も好きで、その時間の間に今後の行動予定をどうするか考えたり今後の人生について考えてみたりとゆっくりと考える時間ができるのも釣りの醍醐味なのだと私は思います。



結果として魚がかかるか、かからないかにはあまり重きを置いていません。もちろん魚が食いつけば楽しいのですが、釣って食べるわけでもないので捕まえた後は極力傷つけないようにしていつも逃がしています。



(人によっては邪道といわれますが・・・)しかし、釣りの楽しみかたについては人それぞれだと思いますし、本格的な釣り用具を買いそろえて大物を狙う人もいれば私のように完全に大物狙いではなく、のんびりした時間を楽しむの目的とする人もいて良いのではないでしょうか?  


Posted by hamalani at 00:01

2018年11月02日

繊細なカワハギ釣り

一言で釣りと言っても、様々なターゲットが存在します。



防波堤から狙えるアジやイワシ、あと投げ釣りで釣れるキスやカレイ。



あと磯などからフカセ釣りで狙う黒鯛やメジナなど。



どの釣りも、いかに竿や仕掛けをターゲットに合わせるかが大事になってきます。



そんな中でも私が一番道具に左右されると感じるのが船から狙う「カワハギ」です。



「海の忍者」とも呼ばれるカワハギは小さなおちょぼ口でエビやアサリなどのエサを気づかないうちに食べてしまいます。



なのでカワハギを狙っていると、全くアタリを感じないのにエサが無くなっているなんてことはしょっちゅうです。



そんなアタリが分かり辛く釣るのが非常に難しいカワハギですが、カワハギ専用竿を使うと釣りがグッと楽しくなってきます。



例えば同じ場所でカワハギ専用竿を使っている人とそうでない人が並んでカワハギを釣ると最終的に釣果は雲泥の差になると思います。



理由は、まず繊細なカワハギのアタリが取れないからです。



カワハギ専用竿というのは、先調子と呼ばれる竿になっていて、繊細なアタリを取りやすくなっています。



先調子とは竿の曲がる支点が先に方になっていて竿先でアタリを感じ取ることに優れています。



なのでカワハギの繊細なアタリに対し瞬時に反応することができアタリを取ることもできます。



アタリを取ることができれば、あとは合わせを入れ針がかりさせるだけですが、アタリを取れたからと言って針がかりさせることができるかと言えば、そうでもありません。



次に合わせを入れ針がかりさせるために、今度は竿の固さが重要になってきます。



もし仮にアタリを取ることが出来ても、竿全体が柔らかすぎて針がかりさせるのに時間がかかってしまうと、カワハギに感づかれバラしてしまいます。



つまりカワハギ釣りはアタリを取るのも難しければ針ががりさせるのも難しいのです。



それを踏まえると、専用竿でないと釣りにならないことはわかってもらえると思います。

  


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2018年09月29日

初めて尺ヤマメを釣り上げた時の思いで

初めてヤマメを釣り上げたのは、2年前のことでした。




地元の釣りガイドに載っていた場所へ行ってみたら、あっけなく釣ることができたのです。




その日は、着替えて車から降り、藪の中を歩いて川岸に立つと、目の前にはエメラルドグリーンに輝くいかにも釣れそうな川が流れていました。




それまでヤマメを釣り上げたことがなかった私は、ハリにブドウ虫を付け、適当に川の流れの中へ投げ込みました。



するとすぐに竿に何か重みを感じたので、「いったいどうゆうことなんだ?・・・」と思いながら竿をあげてみると、銀色に光る魚体がクネクネと動きながら飛び出してきたのです。




この時釣り上げたヤマメを見たときは、「これはまさに渓流の宝石!」と思えるほど、私には美しく感じたものでした。




それからというものは、毎月同じ川に通い詰め、15㎝前後のヤマメを中心に渓流釣りを楽しんでいました。




一番大きい獲物は23㎝が最高でした。そして、いつしか「尺ヤマメを釣りたい!」と思うようになったのです。



そんな中、先日名古屋から兄が帰郷したので、家族揃って温泉へ出かけることになりました。





調べてみると、温泉街の前には渓流釣りで有名な川が流れていて、私はこの時とばかりに釣り具一式を持って旅行へ出かけたのです。





旅行先では、朝マズメの時間帯に川岸に立ちヤマメを狙いました。





最初は反応が悪かったので、いろいろな場所を歩き回り、そして堰堤の下にできたプール状の場所にたどり付いたのです。



見ると、大きなヤマメと思しき魚体がライズしています。




「これはチャンス!」と思った私は、餌をその場所へ投げ込みました。すると、ズシッと根掛かりのような重さを感じます。しかし竿を立てると幾分竿を動かせます。これは、尺ヤマメだと咄嗟に悟りました・・・。



思いっきり竿を立てると、大きなヤマメが頭を出しました。




ヤマメは二三回体をくねらして抵抗しましたが、それが過ぎると意外にもおとなしくなり、簡単に岸まで引っ張ることができ、そして見事釣り上げることができたのです。




計ってみると32㎝の尺ヤマメでした。やっと私の夢が叶った瞬間でした。



自宅に戻って塩焼きにして食べましたが、あまり美味しくなかったのが残念でした。やはり、ヤマメは15㎝前後の方が美味しいようですね。







  


Posted by hamalani at 00:02